熱中症Part2

熱中症にはナトリウム入りスポーツドリンクが良いと言われています。
それは、体液量(血しょう量)を維持しやすいことが分かっているからです。
適量のナトリウムを取ることで体液中のナトリウムイオン濃度が一定に保たれます。
水を飲み過ぎると、体液中のナトリウム濃度を下げまいとして尿量が増えます。
しかし、スポーツドリンクは失った水分とともにナトリウムも補ってくれ、水分を取ると必ずトイレの回数が増えると思いがちですが、スポーツドリンクなら、その心配がないわけです。
2009年に厚生労働省が発表した『職場における熱中症予防対策』によると望ましい飲み物は
「100ml当たりナトリウムを40~80mgを含むスポーツドリンク、もしくは経口補水液」とされています。
また、ジュースや炭酸飲料などの糖分の多い清涼飲料水を飲み過ぎると、血糖値が急激に上昇して“ペットボトル症候群”と呼ばれる症状を引き起こすことがあります。
倦怠(ケンタイ)感やイライラのほか、最悪の場合は昏睡状態になって死に至るケースもあります。
血糖値が上がると喉が渇きやすくなるので、どんどん糖分の多い飲み物を摂取するという悪循環に陥ってしまいます。普段からジュースを水代わりに飲むのは避けて、ミネラルウォーターやお茶などできるだけ糖分の少ない飲み物を選びましょう。

熱中症は、暑い日の野外活動に中に多いと思われがちですが、屋内での発症率の方が多いです。野外よりも屋内の方が風が通りにくく、湿度も上がりやすくなることが一因のようです。
体が脱水症状にならないよう、日々の体調管理にも気を配ってくださいね。栄養のある食事とたっぷりの睡眠、そして、こまめな水分・塩分の補給を忘れずに!!

今年も梅雨~夏を乗り切って、頑張りましょう!!